高配当株に興味があるけど、探し方が分からない。
自分で探すのは大変そうだから、結局まとめサイトを見てしまう。
そんな人は多いのではないでしょうか。
今回はリベラルアーツ大学で紹介されていた
IR BANKを使った高配当株の探し方を実際にやってみました。
IR BANKで効率的に高配当株を探すコツは
「営業利益率と自己資本比率を最優先で確認する」です。
これだけで効率的に高配当株を探せるようになります。
インターネット上の情報を参考にしつつ、
自分でも高配当株を探せるようになりましょう!
なお、この記事はリベラルアーツ大学「【初心者向け】「分析ツール」を使った日本の高配当株の見つけ方をカンタン解説!」を参考に自分でやってみた体験談です。
リベラルアーツ大学が公式に発信した内容ではありませんのでご了承ください。
高配当株探しは「リスト作り→IR BANKで業績を調べる」の順番で行う
リベラルアーツ大学で紹介されている高配当株の探し方をやってみました。
リベラルアーツ大学では、日本の高配当株の探し方が解説されています。
高配当株の探し方
Step.1:ニワトリリストを取得する
Step.2:IR BANKを使って「過去の業績」を確認する
Step.3:企業HPで「最新の業績」を確認する
Step.4:あらゆる情報をもとに「将来」を予想して最終決定する
【初心者向け】「分析ツール」を使った日本の高配当株の見つけ方をカンタン解説!-リベラルアーツ大学
Step.1のニワトリリストとは、配当利回りの高い銘柄のリストのことです。
この手順を参考に、この記事ではStep.1と2をやっていきます。
「yahooファイナンス」HPで配当利回りの高い銘柄のリストを作る
配当利回りの高い銘柄リストは以下の手順で作成します。
①WEB検索で「yahooファイナンス 配当利回り」と検索。
②「配当利回り(会社予想):株式ランキング-Y!ファイナンス」をクリック。
③出てきたリストを選択、コピー。
コピーしたデータをエクセルに貼り付けて高配当株リストを作成します。
これで準備は完了です。
②「IRバンク」HPで個別に過去の業績を調べる
「IR BANK」というサイトを使って高配当株リストの企業の過去の業績を確認します。
リベラルアーツ大学では、IR BANKで確認すべき項目とポイントが紹介されています。
IR BANKで確認すべき項目とポイント
①売上高
→ ブレが小さく、右肩上がり②EPS
→ 右肩上がり③営業利益率
→ 10%以上④自己資本比率
→ 最低でも40%以上、理想は60%、80%以上だと最高⑤営業活動によるCF
→ 毎期黒字で右肩上がり⑥現金等
→ 増えていくのが理想(現金以外の換金性の高い資産も確認する)⑦1株当たりの配当金
→ 安定性・成長性を確認⑧配当性向
【初心者向け】「分析ツール」を使った日本の高配当株の見つけ方をカンタン解説!-リベラルアーツ大学
→ 30~50%が健全、高過ぎる場合は要注意
これらの内容は、「IR BANK」の会社業績のページで確認することができます。
確認する手順は以下の通りです。
①WEB検索で「IR BANK」と検索。
②「IR BANK」をクリック。
③「IR BANK」のサイトの左上の検索で調べたい企業名を入力します。
ここでは、商船三井を検索してみます。
④商船三井の検索結果が表示されたら、上場企業の銘柄名にある商船三井をクリック。
⑤商船三井のページが表示されたら、左下のLinkにある決算をクリック。
これで商船三井の会社業績のページにたどり着きました。
実際やって分かった問題点2つ
【問題点①】予想以上に銘柄が多い
やってみた人はみんな最初に感じることだと思いますが、
銘柄数がめっちゃ多いです。
配当利回り(会社予想):株式ランキング-Y!ファイナンスのHPで
出てくる銘柄数はなんと3,000銘柄以上。
ザックリ配当利回り3.5%以上は欲しいかな~と思って
リストを作っていくと、
約1,000銘柄ぐらいのリストが出来上がります。
私はキリよく1,000位までのリストを作りました。
【問題点②】1銘柄ずつIR BANKで検索するのが大変
リスト1位の企業からIRバンクで検索して過去の業績を確認していきます。
これが地味に大変。
ワクワクしながら1位の商船三井を調べるも、
20位ぐらいまで調べて早くも心折れそうになりました。
【解決策】まず営業利益率と自己資本比率をチェック
IR BANKで確認すべき8項目のうち、具体的な数値の目安が示されているのは
営業利益率と自己資本比率です。
まずこの2つを最優先で確認。
なぜなら、右肩上がり系の指標は確認に時間が掛かるのと
迷うものが出てくると作業が止まりがちになってキツイからです。
営業利益率5%以下なら即つぎの銘柄へGO!
これでだいぶ早くなります。
自己資本比率40%未満でも即つぎの銘柄へGO!
自己資本比率の高い銘柄はそんなに多くなく、これで振り分け作業がラクになります。
営業利益率5%以上と自己資本比率40%以上をクリアしたら配当性向を確認、
その他の指標を確認という流れです。
「お、これはいい感じ」という銘柄を発見したら
とりあえずエクセルにメモして、サクッと次の銘柄へ。
8項目をクリアする銘柄はかなりレアなため、いい感じの銘柄をメモだけしておき、
後でじっくり調べるのが良いです。
2023年4月14日時点:配当利回り上位1位~150位
1位㈱商船三井から始まり、上位に海運業が多くランクイン
投資初心者の私でもここ1、2年は海運業が好調だったと分かります。
しかし、海運業は売上高は大きいけれど利益率が低い印象。
調子が良いときはバーンと利益が上がるが、悪いときはすぐに赤字に転落といった感じです。
高配当株投資には不向きと感じました。
証券会社も数社ランクイン
営業利益率の高さにビックリ!30%とか40%とかもあったような気がします。
しかし、景気が悪くなると業績が悪化する印象。
高配当株投資には不向きと判断しました。
みなさん、景気が良いときしか投資はしないんでしょうか。
それにしても、どれだけ儲けてるんだ…
絶対に証券会社の窓口には行かないと心の中で誓いました(笑)
意外にも地方銀行がランクイン
ときどき地方銀行が上位にランクインしています。
97位(株)東北銀行、125位(株)宮崎太陽銀行です。
将来的に地方銀行の経営は厳しいと予想して、
投資対象からは除外しました。
知っている企業が少ないので調べていて楽しくない
私は投資初心者なので当たり前かもしれませんが、
知っている企業が少ないので、調べていて楽しくないのが辛いです。
さらに、企業名から業務が全く想像できない企業がほとんどです。
知っている企業は14位JT、53位ソフトバンク(株)、59位(株)スクロール、
130位(株)東芝ぐらいでしょうか。
JTは2011年3月期に大きく売上高が減少しているのと
配当性向が70%超と高いですが、それ以外はかなりいい感じでした。
他の高配当株を紹介しているサイトでも紹介されていることがありますね。
要チェックです。
まとめ:根気よく日本の高配当株を探していこう
今回は、リベラルアーツ大学で紹介されていた
日本の高配当株の探し方をやってみました。
高配当株リストはエクセルで作成しています。
そして、やってみて大変だったのは以下の2点。
- 【問題点①】予想以上に銘柄が多い
- 【問題点②】1銘柄ずつIR BANKで検索するのが大変
これを解決するには、まず営業利益率と自己資本比率をチェックして
対象外の銘柄はどんどんパスする、
この2つをクリアした銘柄は他の項目も調べる。
という作戦が良いかと思います。
今回は1位~150位まで調べましたが、全体的に知っている企業が少なく
調べていて楽しくないのが辛かったですね。
151位以下に期待!
このブログでは、生きやすくなるための知識や体験を発信していきます。
少しでも皆さん役に立てば幸いです。
今日も生きやすくなるために1歩前進!たーちんでした。
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